2019年の鮭釣りは8月初旬から鼻息荒くスタートしたものの、なかなか初釣果に恵まれないでいた。
昨年の初物を釣り上げた太平洋某サーフに4回通い、1度だけ本命をかけたものの、合わせた瞬間にプッツン。。仕掛けごと持っていかれて悔しい思いをしていた…(´;ω;`)ブワッ
そのアキアジは僕の仕掛けを振り払おうと、3度ほど水面をダイナミックにジャンプして一目散に太平洋沖に消えていった…。ラインブレイクの原因は分かっていたので(それだけになおさら悔しかった笑)、帰宅して完璧に仕掛けを組みなおし、ロストしたお気に入りのサモメタブルー45gも買い直して、いよいよ第5戦に臨んだわけである。
見出し
薄暗いAM3時半の太平洋サーフにて待望の初物がヒット!!
この日の僕は興奮していたせいもあって熟睡できず、予定よりも1時間も早く起床して自宅を出発。
釣り場に着くとまだ一時半。先着の車は数台だけ。釣具店より前日このサーフで50本揚がったとの情報を仕入れていたので、もう少し先行者がいると思ったが肩透かしを食らった気分だ。
ゆっくりと装備を身につけ、ロッドを組み、冷凍のカットカツオをさらにハサミで半分にカットする。20号のフックにはこのくらいのサイズがちょうどいい(と思っている)。AM2時半、一番乗りで竿を振り始める。釣法はもちろんウキルアーである(`・ω・´)キリッ
フカセやぶっこみも嫌いじゃないが、このアグレッシブな釣法がやっぱり自分の性には合っている。昨年釣り上げた50本のうち、49本はウキルアーだ。
徐々にウキルアー戦士が増えてくる。AM3時、すでに20人ほどいるだろうか。老若問わず、皆ヤル気に満ち溢れている。
と周りを見渡していたそのとき、隣でテンガロンハットをかぶった熟年のアングラーが今日1本目のアキアジをヒットさせた。デンケミの灯りがアキアジの動きに合わせて激しく乱舞する。と同時に。自分の気持ちも自ずと高ぶってくる…!魚はいる…!今日はいけるぞ…!!(;´Д`)ハアハア
その直後、自分のロッドに違和感が、、、指先でラインをつままれたような繊細なアタリのあと、ロッド先端が暗い海面に向かってわずかに垂れた。ガツンと合わせる…!
ついにキターーーーーーっ!!!(・∀・)
1年ぶりのアキアジのひき。強烈で重たい生命感が、自分の心拍と血流を一気に引き上げていく…!左右に首を振り、海面で激しくジャンプする魚体を、僕の体の一部と化したアブのノースフィールド「AKIAJI」12ftがうまくいなしてくれる。
10mほどまで魚体を引き寄せたら、一気に自分も後退してサーフに魚を引き上げる。昨年、このサーフで初物をかけたときは、興奮していつまでもリールを巻いていたらとなりのおじさんに「後ろに下がれ!!」と一喝されたんだっけ。今年は落ち着いて対処できている。我ながら、自分の成長を感じるぞ・・・(`・ω・´)ウム
コンスタントに釣れ続ける鮭。午前中で6本キャッチ、バラシも多数!
待望の1本目はまだ薄暗かったので写真は撮らなかった。というか撮れなかった。水の中で魚を洗っている最中、手からツルっと滑って暗い海の中に吸い込まれてしまったからだ(笑)
※上の写真は明るくなってから釣り上げた魚。ギンギラギンのメス鮭だった!
なんて馬鹿なんだ。自分はこういうヘマをちょこちょこやらかす。まあいい。また釣ればいいさ(`・ω・´)
しかし毎回思うのだが、太平洋の魚は皆押しならべてコンディションが良い。時期が早いこともあるが、それを差し引いても良い。サイズがそこそこだとしても体高がある。故によく引く。本当によく楽しませてくれる。自分はオホーツクをメインに動いているが、太平洋のアキアジにはそういう意味ですごく魅かれる。
2本目はすぐ目の前、波打ち際だった。いきなりラインテンションがかかったのでびっくりした。こういうことがあるからサケ釣りは最後まで油断できない。フッキングが浅かったせいか、サーフにずり上げた直後、フックが勝手に外れた。危なかった(;´・ω・)フウ
ちなみにこの日はバラシも多かった。波打ち際でのフックオフが多く、一度、外れたルアーが飛んできてロッドに「ガツンっ」と直撃したのでヒヤっとした(ロッドならまだしも人間に直撃しないよう十分注意したいものである)。
この日のヒットは「向こうアワセ」が多く、アワセタイミングを図る余地はほとんどなかった。こういう日はフックの状態が釣果に直結するので、常に新品フックに交換できるよう予備フックの携帯が重要である!(`・ω・´)ということを過去の経験から学んだ。
結局、AM10時くらいまでに6本キャッチすることができた。爆釣、とまでは言えないがコンスタントに釣れてくれた。となりのおじさんに「なにか秘訣はあるの??」と聞かれて「いやいやそんなものないですよ!」なんて答えたが内心嬉しかった(笑)
いや、本当はぼんやりと自分の中でセオリーが出来上がりつつあるんだけど、まだ確信には至っていない。もう少し検証が必要だ。
AM11時ころにアタリが遠のいたので、一旦このサーフを離れ、釣れた魚をクロネコヤマトへ持ち込み、そのまま発送した。送り先は嫁の実家だ。嫁の母ちゃんは何本でも送ってくれと言う。道央の人だからなのか(?)生鮭は心底嬉しいらしい。冷蔵で4本送ってやった。きっと近所にも配るのだろう。
その後は昼食をとり、他の釣り場の偵察をしながら、6本釣り上げたサーフに再び戻ってきた。前日は夕方も調子よかったと聞いている。はじめは午前終了の予定だったが、ここまで釣れる日はそうそうない。嫁に帰りが遅くなることを伝え、第2ラウンドに挑むことにした。
第2ラウンドでさらに2本追加!アキアジ釣りを存分に堪能できた
時刻はPM3時過ぎ。朝のメンバーも何人か残っている。自分がいうのもなんだが、皆本当にアキアジが好きだ(笑)
僕が一投した直後、隣のおじさんがすぐに掛けた。やはり今日は魚が濃い。本当に良い日に当たって僕は幸せ者だ(´;ω;`)
端でやってた若いお姉ちゃんも掛ける。ロッドをわきに挟んだまま魚と格闘している。多少強引なやりとりはバラシを誘発しそうではあったが、ちゃんと砂浜にずり上げていた。たいしたものだ。
と感心していたら、、、自分にもキタっ―――!!!(・∀・)
魚まで少し距離があるから面白い。ガツンガツンと追いアワセを入れてやる。ただでさえ固く貫通しずらい鮭の口周り、さらにダブルフックなもんだから、このくらいやらないとちゃんとフッキングしてくれない。腰を少し落とし、ロッドを低く保持して海面でのやりとりを楽しんでみた。午前中に魚は確保しているから、気持ちにも余裕がある。あがってきたのはギンギラギンの女子!!今日の俺はよくモテる(`・ω・´)w
その後、男子も1本追加し、これ以上やったら嫁にガチで怒られるので、夕方6時ころに納竿した。結局釣果は、8キャッチの5バラシと自分の中では最高の出来だった。諦めずに通い詰めて良かった…!!
ちなみにこれまでの1日最高は7本だったので、それを塗り替えることができたメモリアルデーとなった。
あとがき
いやはや、このサーフは今年5回目でしたが諦めずに通い続けて本当によかったです…(*´꒳`*)♪
数打ってると、いずれこういう日に必ず当たるからアキアジ釣りは辞められないんですよね。太平洋とアキアジに感謝の気持ちでいっぱいであります。
男女比も半々と(4本4本)上々の出来でした。※女子1本は川で洗っている最中にリリースしてしまいましたが…(°∀°)ヒィィィィ
結局6本は、嫁の実家や職場の人に進呈して自分は女子1本をキープしました。イクラは定番のしょうゆ漬けにして今年初めてのイクラ丼を堪能。秋の味覚最高です!!また身はちゃんちゃん焼きとサケフレークに。頭とハラミは汁物にしました。予想以上に脂乗りが良くてびっくりしました。これが太平洋早モノの実力なのか…。
さて、自分のメインフィールドであるオホーツクは9月から本格化しますので、今後はそちらに活動がシフトしていくと思います。ゴムボートによる出漁も計画していますので、そちらもブログアップにも乞うご期待でありますー(´・ω・`)♪
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